再生医療は、本当にもうすぐ実現するのか?

再生医療に関するニュースは、色々なメディアに取り上げられており、かなり臨床応用にまで進んでいる印象を受けるが、果たして本格的な治療レベルまで進んでいるかどうかはこれからさらなる検証が必要になると思う。例えばこの前のニュースで臨床試験でパーキンソン病の実際の患者さんにiPS細胞から作られた神経細胞を移植するという報道があった。実際の患者さんにiPS細胞から作られた神経細胞が定着して神経再生につながり、ましてやパーキンソン病の改善につながるかはまだ未知数である。しかも副作用が出る可能性も否定は出来ない。それらのことを考えると、まだまだ研究しなければならないことはたくさんあると考えられる。再生医療というと、どんな難病でも治すことができる、若返りも可能であるという夢のような治療として先走ったイメージがあるが、さまざまな事を一つずつ解決するためには、地道な研究とその結果の検討の積み重ねを丹念に繰り返していくしかないと思う。本当に治療の手段として再生医療が使い物になるためには、まだまだ先の話に思える。