再生医療の将来に大きな期待が持てます

2018年7月30日に京都大学はヒトのiPS細胞からつくった神経細胞を、パーキンソン病の患者の脳に移植する臨床試験を8月1日から始めると発表しました。iPS細胞から作られた細胞を人に移植し、治療を施す臨床試験に移行した例は、理化学研究所などのチームによる目、大阪大のチームによる心臓に続き、国内で3例目となります。再生医療の本命とされて来たiPS細胞から作った人の各臓器や器官の細胞を使い、その細胞を体内で増殖させる事で失われた機能を再生すると言う再生医療が益々期待できる状況に進展してきました。こうした大学等の医療機関による再生医療の動物実験から臨床実験へと歩を進めると共に、再生医療が近い将来に保険適用の治療法となるためには、必要な細胞をiPS細胞から大量に安価に生産できる事も必要ですが、こちらの方も大手製薬会社が着々と研究開発を進めており、夢の実現に現実味が帯びて来た様に思えます。再生医療が進歩してSFの世界の様に何でも再生可能となれば、人間の根幹に関わる倫理上の課題も生じますが、現在臨床試験に至っている程度であれば、そうした事を考える必要もありません。日本がリードしてiPS細胞を活用した再生医療が実用化される日を期待しています。